注目の成分&素材辞典

ルテインとは

野菜・果物に含まれているカロテノイドの一種で、体内では合成できないために食事を通して摂取しなければならない必須 栄養成分です。ルテインは目に多く存在する抗酸化栄養素で、ブルーライト(青色光)のフィルターとしての機能があります。
特に網膜の黄斑部に多く存在し、網膜を光の酸化から守る働きをします。

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【ルテインが含まれている食品】
・ケール / ほうれん草 / ブロッコリー / レタス / キャベツ

ゼアキサンチンとは

カロテノイド系色素で、ルテインと同様に体内で合成できず、ブルーライト(青色光)のフィルターとしての機能があります。目の黄斑部中心に存在し、黄斑を正常に保つ働きがあるといわれています。

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【ゼアキサンチンが含まれている食品】
・オレンジペッパー / とうもろこし / 柿 / かぶ / レタス

トコトリエノールとは

トコフェロール(ビタミンE)の類縁化合物で、α、β、γ、δ-トコトリエノールとα、β、γ、δ-トコフェロールの合計8種類のビタミンE群より成り立つので強い抗酸化力があります。
その中でも、γ(ガンマ)トコトリエノールは、最近の研究から注目の美容成分となっています。

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【トコトリエノールが含まれている食品】
・パーム油 / 米ぬか / 小麦胚芽

リコピンとは

トマト等に含まれるカロテンの一種です。 カロテンはβ-カロテンが有名ですが、リコピンの抗酸化作用はβ-カロテンの2倍あります。緑黄色野菜の中で、トマトにはこのリコピンが最も多く含まれます。リコピンが含まれるトマトはビタミンCやクエン酸も豊富です。

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【リコピンが含まれている食品】
・トマト / スイカ

β-カロテンとは

カロテン類のうちもっとも多く植物類に存在し、健康を保つうえで重要なはたらきをします。
β-カロテンは人間の体内に入るとビタミンAとして働き、皮膚・粘膜を丈夫にして免疫力を高めます。
β-カロテンは必要な分だけビタミンAに変換されて、残りは体内に蓄積されます。

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【β-カロテンが含まれている食品】
・モロヘイヤ / ほうれん草 / カボチャ などの緑黄色野菜

レシチンとは

脂質ですが、本来溶け合わない水分と脂肪を混ぜ合わせる乳化作用があります。
大豆や卵黄に多く含まれ、体内では細胞膜や脳、神経組織や筋肉の回りを覆う物質を形成している大切な成分です。
レシチンの主成分ホスファチジルコリンが運動機能や学習機能などの基礎的な健康維持に役立ちます。

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【レシチンが含まれている食品】
・大豆 / 鶏卵 / 納豆 / 豆腐 / 豆乳

α-カロテンとは

にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一つで、体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高めます。α-カロテンにはβ-カロテンを上回る強力な抗酸化作用があります。

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【α-カロテンが含まれている食品】
・ニンジン / カボチャ などの緑黄色野菜

必須脂肪酸とは

種類の必須脂肪酸。
必須脂肪酸には、分子構造の違いから大別してオメガ3、オメガ6の2つのタイプがあります。
EPAとDHAはオメガ3必須脂肪酸の代表とも言える物質で、この他植物の種油(ひそ、アブラナなど)に含まれるα―リノレン酸もオメガ3必須脂肪酸です。
もう一つのオメガ6必須脂肪酸は植物油、特に紅花油やコーン油に多く含まれているリノール酸が代表ともいえる物質で、一般的には、オメガ3必須脂肪酸に比べ日常の食生活での摂取が容易です。
私たちの体が正常に機能していくためにはオメガ3、オメガ6、2つの必須脂肪酸のバランスが重要です。

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厚生労働省の推奨量と目標量(2010年食事摂取基準)
30歳〜49歳の男性  オメガ6 10g/日(目安量) オメガ3 2.2g/日(目標量)
30歳〜49歳の女性  オメガ6  9g/日(目安量)  オメガ3 1.8g/日(目標量)

カシスアントシアニンとは

カシスアントシアニンとは、「カシス」の呼び名で親しまれている果実のエキスでブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーなどのベリー類のアントシアニン(ポリフェノール)とは違い4種類のアントシアニンが含まれていますので「カシスアントシアニン」として、ベリー類と区別し、その強い力で「スーパーフルーツ」とも呼ばれて注目を集めています。
「カシス」を使った商品がたくさん見られます。カシスジャム、ゼリー、ケーキムース、ジュースなど。

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