ナチュラリー™アイガード®について
ルテインはケールやホウレンソウのような濃緑色葉菜に豊富に含まれる一方、ゼアキサンチンはトウモロコシや柿のような植物供給源に加え、動物性の鶏卵にも野菜・果物と比べて遜色ない濃度で存在が認められています。黄斑力ロテノイドの商業上の利用はマリーゴールド(Tagetes erecta L.)の花弁(図2) などの抽出、精製によって実現されてきました[6]。ナチュラリー™アイガード®には、力卜ラフィ卜ケム社※1の旗艦製晶であるXanMax®が配合されています。ザンマックス®は、同社の特許製法(JP4848420) を用いてマリーゴールドから得れた高晶位のルテイン・ゼアキサンチン製品です。
※1. 力卜ラ・フィ卜ケム社(Katra Phytochem Pvt Ltd) は、1996年インド・力ルナータ力州の州都で「インドの庭園都市」としても知られているベンガルール(旧称バンガロール) に力トラ・グループのウエルネス部門のメンバーとして設立され、ルテイン・ゼアキサンチンの供給源と芯なるマリーゴールドの農場経営と栽培を基盤に種子から製剤までのバリューチェーンの統合を完全なものとし、革新的で信頼性の高いフィ卜ケミカル製品を地球規模で提供している成長企業です。
ほかにも・・・
『ナチュラリー™ アイガード®』にはニュージーランドで育ったアントシア二ン豊富な力シス(和名:クロフサスグリ、英名:ブラック力ラント)のエキス※2を配合しています。
※2 アン卜シア二ンとして35%以上含有
黄斑色素について
自然界でこれまでに単離され、特徴づけられたカロテノイドは600種類を超えるとされています。そのなかで私たちが日常食する野菜・果物をはじめとする食品に含まれるカロテノイドは40種類とも、50種類とも言われています[1,2]。しかしながら、その中で私たちの視覚と密接に関係しているカロテノイドはきわめて限られていることをご存知でしたか?
1945年、ハーバード大学のWald教授はヒト網膜の中心部、すなわち黄斑部(図1)に黄色の色素が存在することを発見しました。「黄斑色素」と呼ばれるその色素は酸素分子を含んだカロテノイドあるいはキサントフィルで、おそらくルテインないしは緑葉自体に含まれるキサントフィルであることが分かり、哺乳類の網膜でこの種のカロテノイドの存在が初めて確認されました[3]。Wald教授の発見から40年後、Boneらが行った研究から、ヒトの黄斑色素はクロマトグラフ法によって分離可能な2種類の成分、(3R,3’R,6’R)-β,ε-carotene-3,3’-diolと(3R,3’R)-β,β-carotene-3,3’-diolから構成されていることが明らかになりました。これらの成分は、それぞれルテイン、ゼアキサンチンとして同定されました[4]。
以上の研究から、食品に由来する多数のカロテノイドのうち、私たちの視覚をつかさどる網膜の黄斑部にはルテインとゼアキサンチンのわずか2種類しか存在しないことがわかります(体内で生成された代謝物を除く)。黄斑部の黄色い色素―黄斑色素―を構成するカロテノイドが主にルテインとゼアキサンチンであることから、これらを黄斑カロテノイドと呼ぶ文献も散見されます。
視覚機能を評価する尺度について
網膜黄斑部に高濃度存在するルテインとゼアキンサンチンが視覚機能調節に重要な役割を果たしている可能性が過去に報告されていることから、米国ジョーシア大学のHammondらの研究グループは、黄斑カロテノイドの補給が視覚に及ぼす影響について検討しました[5]。
20歳から40歳までの若齢健常男女115人を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、1日ルテイン10mgとゼアキサンチン2mgを1年間摂取した群では、プラセボ(偽薬)を摂取した群と比較して、以下のような結果が統計上有意に認められました。
黄斑色素の濃度(MPOD)上昇
上で述べた網膜黄斑部に存在する黄斑色素(主として食事に由来するルテインとゼアキサンチン)のレベルの高値。
光ストレス回復の短縮
被験者の目に5秒間の光を照射し、ターゲットの像が一時的に見えない状態から、再びターゲットの像が見えるようになるまでの時間の短縮化。
色コントラスト感度の改善
濃淡の模様のターゲット像を目視している被験者が、自身で背景の青色光の強さを調節し、黄色のターゲット像が見えなくなるまでの弁別能力の改善。
これにより、ルテイン・ゼアキサンチンからなるMPODの上昇が視機能の改善につながることを報告した過去の研究結果と一致することが明らかとなりました。
■参考文献
- Schalch W. Carotenoids in the retina--a review of their possible role in preventing or limiting damage caused by light and oxygen. EXS. 1992;62:280-98.
- Khachik F, et al. Distribution of carotenoids in fruits and vegetables as a criterion for the selection of appropriate chemopreventive agents. In: Yoshikawa T, Ohigashi H, eds. Food Factors for Cancer Prevention. Tokyo: Springer-Verlag; 1997:204-8.
- Wald G. Human vision and the spectrum. Science. 1945 Jun; 101(2635):653-658.
- Bone RA, Landrum JT, Tarsis SL. Preliminary identification of the human macular pigment. Vision Res. 1985;25(11):1531-5.
- Hammond BR, Fletcher LM, Roos F, Wittwer J, Schalch W. A double-blind, placebo-controlled study on the effects of lutein and zeaxanthin on photostress recovery, glare disability and chromatic contrast. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2014 Dec 2. pii: IOVS-14-15573. doi: 10.1167/iovs.14-15573.
- Bernstein P. Studies related to the protective role of dietary carotenoi
詳細情報
アイガード®
名称 | ルテイン、ゼアキサンチン含有食品 |
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届出番号 | C105 |
食品の区分 | 加工食品(サプリメント形状) |
機能性関与成分名 | ルテイン、ゼアキサンチン |
表示しようとする機能性 | 本品にはルテイン、ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン、ゼアキサンチンの摂取は、黄斑色素密度の増加によるブルーライトなどの光のストレスの軽減、色コントラスト感度の改善により、眼の調子を整える機能があることが報告されています。 |
届出者名 | 株式会社ナチュラリー・ヘルスフーズ |
想定する主な対象者 | 疾患に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く) |
原材料名 | サフラワー油(国内製造)、ゼラチン、カシスエキス末/グリセリン、ミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、マリーゴールド色素 |
内容量 | 30g (500mg(内容液:310mg)×60粒) |
保存方法 | 直射日光と高温・多湿の場所を避けて保存してください。 |
栄養成分表示/1日目安量2粒あたり
エネルギー:6.16kcal、たんぱく質:0.32g、脂質:0.434g、炭水化物:0.242g、食塩相当量:0.00165g
機能性関与成分:ルテイン10mg、ゼアキサンチン2mg
摂取上の注意
●本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。●1日の摂取目安量を守ってください。●乳幼児の手の届かないところに置いてください。●天然由来の原料を使用しているため、色やにおいが変化する場合がありますが、品質に問題はありません。●原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は医師または薬剤師にご相談ください。●丁寧にかつ衛生的にお取扱いください。●開封後はなるべく早くお召し上がりください。
●本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。●本品は、疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません。●疾病に羅漢している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。●体調に異常を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事バランスを。
日本製